狭い土地を最大限に生かした注文住宅

都心で一戸建てのマイホームを持つのは経済的に大変なことです。土地代が高くなるため、取得費用もさることながら、毎年の固定資産税もかなりの額になります。こういった地価の高い地域では、狭い土地を取得し、広く過ごせる工夫を凝らした注文住宅を建てる、という方法でマイホームを実現している人が多くいます。土地が狭ければ、土地代を安く抑えることができます。

狭い土地は活用方法も限られているため、坪単価を低めに売り出されていることもあります。土地代を抑えることができれば、固定資産税も安くなりますので、マイホームも夢ではありません。一般的に注文住宅を建てるには、最低でも30坪程度の土地を取得します。田舎では、60坪、100坪というのも珍しくありません。

しかし先述の通り、都心で30坪の土地を取得するのは簡単ではありません。いわゆる狭小地とは、15坪未満の土地のことで、そこへ注文住宅を建てる人は大勢います。狭小地に建てられた住宅は、狭小住宅と呼ばれます。狭小地に家を建てる場合、高さを確保するのが基本です。

水平の面積が小さいので、広さを確保するには垂直の空間を最大限に利用するしかない、というわけです。都心では容積率が高いので、敷地のほぼいっぱいに建物を建てることができます。庭がない家も多く、狭小地では特に庭を持つことは難しいでしょう。3階建てや地下をつくる方法もありますが、一般的な注文住宅よりも気をつけなければならない点が多々ありますので、狭小住宅を得意とする施工業者に依頼するのが理想です。