注文住宅が完成するまでの期間は、おおむね1年前後かかると考えておいたほうがいいでしょう。もちろんこれはあくまでも目安です。工法や住宅の規模によっても完成までの期間は異なってきます。特に工事に着手するまでのプランニングの期間については不確定な要素も多く、完成までの正確な期間をはじき出すのは困難です。
しかしこのプランニングの期間が、後悔しない注文住宅の建築には重要なものとなります。はじめに依頼先の業者が示す提案に賛同すればスピーディーに注文住宅を完成させることも可能ですが、安易に妥協すれば新しい住居での新生活を満喫できなくなる可能性もあるのです。疑問や叶えたい希望があるのであれば、時間を気にすることなく納得のいくまで担当者との話し合いを重ねましょう。話し合いの中で新たなアイデアや希望が生まれれば、それを反映させたプランを作成してもらい協議します。
この協議の段階は業者の信頼度をはかるうえでも有効な時間です。信頼関係が構築できないのであれば、依頼をやめてもかまわないのです。なお業者との話し合いを効率的に進めるためには、まず依頼する前の段階で家族間で新しい家についてよく話し合っておくことが重要です。家族の間でイメージを共有していなければ、プランニングに反映させるのにも時間がかかってしまいます。
家族の意見をすっきり整理したうえで業者との協議に臨むことができれば、スムーズに注文住宅を完成させることができるでしょう。
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